インプラント治療とは
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現在、歯科における最先端治療として注目を集めている『インプラント治療』ですが、もともとは、整形外科や一般外科,脳外科など医療全般において行われている治療法のひとつでした。
例)人工股関節としてのインプラント
『インプラント治療』とは、医学的には人工臓器(例えば人工関節等)、人工組織(例えば人工皮膚,人工骨等)または人工器官(例えば人工心臓,人工血管等)を人間の体内外に取り付け、機能の回復を行う治療のこと をいいます。現代医療において『インプラント治療』は、今や広く一般に応用されているものです。
歯科インプラントとは?
オッセオインテグレーション(osseointegration)とは?
インプラントの材質は、丈夫で生体適合性の良い金属である『チタン』が主流です。
このチタンと骨とが結合することを『オッセオインテグレーション』といいます。
これは、Brånemark博士により提唱された造語であり、当初は、“生活を営む骨組織と荷重を受け機能しているインプラント表面との間の構造的かつ機能的な直接結合”と定義されました1) 。その後、臨床的には,Zarb・Albrektsson ら2,3)により, “機能的負荷をかけられている骨において異物を形成するような材料が無症状的に強固な固定を達成し,持続する過程”として定義されました。
参考文献
1)Albrektsson T,Brånemark PI, Hansson HA et al.: Osseointegrated Titanium Implants. Requirements for Ensuring a Long-Lasting,Direct Bone-to-Implant Anchorage in Man, Acta Orthop Scand , 52 : 155-170, 1981.
2)Zarb GA,Albrektsson T : Towards Optimized Treatment Outcomes for Dental Implants, J Prosthet Dent, 80 : 639-640, 1998.
3)Zarb GA,Albrektsson T : Consensus Report : Towards Optimized Treatment Outcomes for Dental Implants, J Prosthet Dent , 80 : 641, 1998.
良好な「オッセオインテグレーション」を獲得するための6因子とは?
1) インプラントの材料
2) インプラントの表面処理
3) インプラントの形状
4) 埋入部位の骨の状態
5) 手術術式
6) 負荷の程度
参考文献
Albrektsson T,Brånemark PI, Hansson HA et al.: Osseointegrated Titanium Implants. Requirements for Ensuring a Long-Lasting,Direct Bone-to-Implant Anchorage in Man, Acta Orthop Scand , 52 : 155-170, 1981
これら6因子のうち、唯一「埋入部位の骨の状態」のみ患者さん側の因子です。これ以外の5因子はすべて歯科医師側の因子です。つまり、インプラント治療の成功は歯科医師の“力量”にかかっていると言っても過言ではありません。良好な結果を得るためには、インプラント治療に関する正確な診断・手技はもちろん、その材料特性を熟知していなくてはならないということです。